独自性のある良い文章を書くための最短ルートを紹介【短時間で文章力を鍛えよう】
お疲れ様です、あなっちゃんです。
今回は「良い文章を書くための最短ルート」について書いていきたいと思います。
あなたは「もっと自分に文章力があったら良いのに」と思うことがありますか?
私は……毎日そう思っています。笑
もっと伝わりやすい文章を書くためには何をすれば良いのだろう?
言いたいことを上手くまとめるにはどうしたら良いのだろう?
話に筋を通すためにはどんな工夫をしたら良いのだろう?
読み手に「いいな」と思ってもらえる文章を書くために、私たち書き手にできることは何があるのでしょうか。
とにかくたくさん数をこなして慣れていくのも良いでしょう。
文章術に関する本をたくさん読み込むのも良いでしょう。
しかし、それでは多くの時間と労力が失われてしまいますよね。
確かに、何かを極める上で「努力」と「情報収集」は欠かせないものです。
しかし正しいやり方を知らないままガムシャラに作業を進めるのは非効率的ですよね。
文章力をつけたいと思ったときにまずやるべきこと
では、文章力を効率よく鍛えるためには何をしたら良いのでしょうか。
結論から言います。
それは ヒトマネ です。
そうです、他人の文章を真似をするのです。
しかし「真似する対象は誰でも良い」というわけではありません。
あなたが憧れている人、近づきたいと思っている人の文章を真似してください。
例えば、あなたが初心者ブロガーだったとします。
そしたらまず、憧れのブロガーさん、好きなブロガーさんの記事を読み込み、その人の文章を真似して書いてみるのです。
一方で、もしあなたが小説家を目指す決心をしたとします。
そしたらまず、あなたの好きな小説家の文章を、そのまま真似して書いてみるのです。
最初は他人の文章をひたすら書き写して練習しましょう。
猿真似をしているうちに変化が現れてくる
「それ写経じゃん! 猿真似じゃん!」
「私は『私らしい文章』が書きたいのに!」
そう思ってしまう人も大勢いると思います。
でもね、違うんですよ。
何もないところから独自性は生まれないんですよ。
いくら初心者が「独自性のある絵が描きたい!」といって、真っ白なキャンバスの前に座っても、絵具の使い方がわからなかったら「独自性のある絵」どころか「ちゃんとした絵」さえ描くことができないですよね。
それと同じです。
猿真似をしているうちに段々と
「ここはこうした方が良いのに」
「こうしたらもっと面白くなるのでは?」
といったような、自分の意見が湧き上がってくるはずです。
それを少しづつ取り入れてみる。
そうしているうちに、気がつけば「独自性のある文章」が出来上がっているんですよ。
だからこそ、自分が共感できるような文章を書いている人、自分と感性が近い人を選んで真似をするのが大事なんです。
上達したいのなら積極的に人の真似をしよう
上達したいのであれば、憧れている人の真似をすること。
これは何も文章力向上に限った話ではありません。
生まれたばかりの鳥はさえずりを知りません。
親鳥のさえずりを聞きながら、それを真似して段々上手くなっていくのです。
あなただってそうですよ。
その日本語はどうやって覚えましたか?
大人が話しているのを見ながら、それを真似して上手くなっていったはずです。
何事も極めようと思えば自分の上にいる人の真似をする。
それが文章力をつけるための、
自分らしい文章が書けるようになるための、
1番の早道なのです。
スペインの有名な画家であるダリは、こんな言葉をのこしています。
何も真似したくないなんて言っている人間は何も作れない。
歴史に名を残すほど有名芸術家たちでも、誰からの影響も受けずに作品を生み出していたわけではないということですね。
米映画監督のフランシス・フォード・コッポラはこう言っています。
私たちから取ってほしい。まずは盗んでみてほしいんだ。なぜなら、結局は盗みきれないからだ。盗めるのは、私たちが与えたものだけだ。君はそれを自分のスタイルに取り入れ、自分のスタイルを見つけていく。誰だって最初はそうだ。そしていつか、誰かが君から盗む日が来る。
人の真似をすることに対して罪悪感を抱く人もいるかもしれません。
が、しかし、何も遠慮することはないんです。
あなたが真似しようとしている彼ら彼女らだって、過去は誰かの真似をしていたんだから。
良いと思ったらどんどん真似してどんどん吸収しましょう。
当然ですが、コピペして自作のように公開するのは著作権的にアウトです!
ガッツリ模倣するのは、練習のときのみにしてくださいね。
まとめ
・何かを極めるための最短ルートは「人の真似をすること」
・何もないところから独自性は生まれない
最後に
憧れている人の真似をしていると、その人が自分の頭の片隅に住み着き始めます。
気になっている人の動作や口癖が移ってしまったという経験は、恐らくあなたにもきっとあるはずです。
私は以前、趣味の範囲で小説を書いていました。
太宰治が好きだったので、彼の小説を読みまくり、文体や言い回しを心と身体に刻み込みまくりました。
するとあら不思議。
いつの間にか頭の中に太宰治が住み始めたのです。
小説を書いているときも、大学のレポートを書いているときも、
書きたいと思っていることを、頭の中の太宰先生が文章にしてくれます。
とても面白いですよ。
この状態にまで到達することを目標にしてください。
太宰治の小説に、このような台詞が登場します。
誰しもはじめは、お手本に拠って習練を積むのですが、一個の創作家たるものが、いつまでもお手本の匂いから脱することが出来ぬというのは、まことに不甲斐ない話であります。
ガツガツ習練を積んで、ある程度の表現力や語彙力が身についたら、今度は「努力」や「情報収集」に熱を入れて、ガツガツ独自性を磨いていきましょう。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
文章力を鍛えたいと思っている人は、さっそく憧れている人の文章を引っ張り出してきて、写経を初めてみてくださいね。
それでは。